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インフル学級閉鎖の自治体、感染予防に注力-“正しい手洗い”のポイント提示も

 インフルエンザの集団発生による学級閉鎖などの措置が取られた自治体を中心に、感染予防の周知を図る動きが本格化し始めた。14日に今シーズン(9月以降)初めて教育施設の臨時休業措置が取られた茨城県は、「インフルエンザを含む感染症予防の基本」として、“正しい手洗い”のポイントを伝えるポスターをホームページに掲載。先月に集団発生が起きた松山市も、流行する前に予防接種を受けるよう呼び掛けている。【新井哉】

■「水道の栓は直接手で触らない」、再感染の防止方法も提示

 茨城県内では小美玉市の小学校でインフルエンザの集団発生が起き、14日から3日間、学級閉鎖の措置が取られた。こうした状況を踏まえ、県は校内での発生状況の詳細や、患者全員が医療機関を受診してインフルエンザのA型と診断されたことなどを公表した。

 発生状況の情報と共に、県は「できてますか?正しい手洗い」と題したポスタ―をホームページに掲載。手洗いのポイントとして、▽手のひらや手の甲をよくこする▽指先は入念に洗う▽手首も忘れずに洗う―といったことを挙げている。

 また、洗い終わったら、ペーパータオルなどを使って両手を完全に乾かすことに加え、「水道の栓は、できるだけ直接手で触らないようにして閉める」といった細かな防止対策も示している。

■短期間での感染拡大指摘、予防接種の推奨も

 「流行が始まると短期間に多くの人へ感染が広がります」。松山市は、インフルエンザがウイルス感染によって起こる病気であることや、体力のない高齢者や乳幼児が罹患した場合、重症化しやすいことなどをホームページに記載。また、ウイルスは乾燥している環境で活発になることに触れ、部屋はなるべく加湿器などで湿度を50-70%に保つ必要性も挙げている。

 県内の流行状況を分析し、「散発的な発生」と現状を分析する自治体もある。今シーズン初の学級閉鎖が報告された静岡県は、5日から11日までの週の定点医療機関当たりの患者数が、県全体で0.14人となっているとしながらも、「今後4週間以内に大きな流行が発生する可能性があることを示す注意報レベル(定点当たり10人)には達していない状況」としている。

 一方、諏訪保健所管内の社会福祉施設で集団発生が起きた長野県は、「地域的に流行が始まる可能性がある」として、過去5シーズン分の集団発生の状況などを提示。予防接種には発病や重症化の予防に一定程度の効果があるとし、流行前に予防接種を受けることを検討するよう求めている。