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ノロなど感染性胃腸炎、九州で感染拡大-宮崎の一部で警報レベル

 ノロウイルスなどの感染によって嘔吐や下痢といった症状を伴う感染性胃腸炎の患者報告数が、宮崎を除く九州の6県で前週を上回ったことが23日、各県がまとめた患者報告で分かった。宮崎県の一部の地域では警報レベルを超過しており、感染が広がっている自治体では、患者の吐物や便を処理する際に注意を払うことや、手洗いなど予防策の徹底を求めている。【新井哉】

 12日から18日までの週の定点医療機関当たりの患者報告数は、大分県が前週比51%増の7.44人、佐賀県が44%増の2.83人、長崎県が30%増の3.23人、福岡県が13%増の4.92人、熊本県が7%増の8.18人、鹿児島県が6%増の7.07人だった。

 3週連続で増加した鹿児島県では、加世田(16.33人)や鹿屋(14.0人)など7保健所で前週を上回った。年齢別では、1歳と2歳、20歳以上の報告が多かったという。宮崎県(8.83人)は前週より減ったが、県では「例年同時期の平均値の約1.4倍」と指摘。同県の小林保健所管内では、警報レベルの20.0人を大幅に上回る30.33人を記録した。

 感染性胃腸炎は、ほとんどがノロウイルスやロタウイルスなどが原因とされ、ピーク時には定点医療機関当たり20人前後にまで増える年もある。患者との接触に加え、嘔吐物や便を介して感染するため、予防には手洗いの励行や、嘔吐物などの適切な処理が求められている。