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プール熱、首都圏で感染拡大-東京で今年最多の患者報告数

 首都圏で咽頭結膜熱(プール熱)の感染が拡大していることが21日、東京都や埼玉県などがまとめた患者報告で分かった。今月11日から17日までの週の患者報告数(小児科定点医療機関)は、4都県で前週よりも大幅に増加。東京都では今年最多となった。過去4年と比較して多い状況で推移している千葉県は「今後の流行状況に注意が必要」としている。【新井哉】

 11日から17日までの週の定点医療機関当たりの患者報告数は、東京都で前週比61%増の0.53人、埼玉県で同58%増の0.6人、千葉県で同53%増の0.66人、神奈川県で同39%増の0.46人となった。

 保健所管内別では、東京都の大田区(2.62人)で警報基準値(3.0人)近くまで達した。埼玉県では川口(1.5人)で前週より2倍近く増えた。千葉県でも船橋市(1.55人)、野田と長生(共に1.5人)などで多く、年齢別では1―5歳が全体の7割超を占めたという。

 咽頭結膜熱は、アデノウイルスによる急性ウイルス性感染症で、のどの炎症や発熱、結膜炎の症状が出る。プールでの感染も多いことから「プール熱」とも呼ばれ、主に夏場に流行する。感染経路は主に接触感染や飛沫感染だが、タオルやドアの取っ手、エレベーターのボタンなど患者が触れたものを介してうつり、保育園、幼稚園、小学校などでの集団感染も少なくない。