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プール熱、首都圏で流行の兆し-東京で倍増、「今後の動向に注意必要」

 のどの炎症や結膜炎などの症状が出る咽頭結膜熱(プール熱)が、首都圏で流行の兆しを見せている。4月20日から26日までの週の患者報告数(小児科定点医療機関)は、東京都で倍増したほか、埼玉と千葉、神奈川の3県でも大幅に増えた。都は「定点当たりの報告数は増加しており、今後の動向に注意が必要」としている。【新井哉】

 首都圏の1都3県がまとめた20日から26日までの週の定点医療機関当たりの患者報告数は、東京都で前週の2倍超の0.38人となった。年齢別では0―3歳が全体の7割超を占め、台東(2.25人)や荒川区(1.25人)などの保健所管内で多かった。神奈川県でも前週比57%増の0.33人となった。

 千葉県は前週比59%増の0.62人を記録。過去4年の同時期と比較し報告が多いという。同74%増の0.47人となった埼玉県は、「幸手(1.44人)、春日部(1.17人)保健所管内から報告が多い」としている。

 咽頭結膜熱は、アデノウイルスによる急性ウイルス性感染症で、のどの炎症や発熱、結膜炎の症状が出る。プールでの感染も多いことから「プール熱」とも呼ばれ、主に夏場に流行する。

 感染経路は主に接触感染や飛沫感染だが、タオルやドアの取っ手、エレベーターのボタンなど患者が触れたものを介してうつり、保育園、幼稚園、小学校などで小児の集団発生も少なくない。