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乳がん検診、マンモグラフィに主役交代-都の調査結果、医師の視触診は減少

 東京都が行った2014年度の福祉保健基礎調査で、乳がん検診の検査方法のうち、エックス線撮影による「マンモグラフィ検査」が占める割合が、医師が直接触って確認する「視触診検査」を上回ったことが分かった。09年度の前回調査では、視触診の割合がマンモグラフィを上回っていたが、今回の調査では検査の“主役”が入れ替わった。【新井哉】

 この調査は、医療機関の受診状況などを把握することが目的。「健康と医療に関する実態と意識」についての調査では、6931人の対象者のうち、6403人(男性2994人、女性3409人)から回答を得た。

 女性3409人に対し、乳がん検診の受診状況(複数回答)を尋ねたところ、1101人が「過去2年以内に受けた」と回答。「2年以上前に受けた」も710人いた。「受けたことがない」は1353人だった。

 都は、乳がん検診の検査方法(複数回答)についても調査。前回調査で回答の割合が2番目に高かったマンモグラフィ検査は、今回の調査では70.1%で最も高く、次いで視触診検査、乳房超音波(エコー)検査などの順だった。

 乳がんなどの検査方法については、厚生労働省は今年9月、市区町村が公共サービスとして実施している対策型検診の来年度からの指針の基になる中間報告書を公表。マンモグラフィによる検診を原則とする一方、視触診については、手技に十分習熟していない医師が行うなどの問題点に触れ、「精度管理の問題もあることから推奨しない」としていた。