1. ホーム
  2. 健康ニュース
  3. ≫ 刑務所の医師不足、解消は医師会頼み?-法務省、「魅力ある職場」と協力要請

刑務所の医師不足、解消は医師会頼み?-法務省、「魅力ある職場」と協力要請

 刑務所など矯正施設に勤める医師(矯正医官)が不足している状況を改善しようと、法務省は日本医師会(日医)に支援と協力を要請した。同省は、地域の医療機関で診療する兼業を柔軟に認める法律が公布されたことを踏まえ、「矯正施設が格段に働きやすい、魅力のある職場となる」とPRするなど、医官の確保に懸命だ。【新井哉】

 法務省によると、8月1日現在、刑務所や少年院などの矯正施設では、定員328人に対して258人と70人の欠員が出ており、52施設で医官が不足または欠員の状態となっている。

 兼業を柔軟に運用できるように国家公務員法の特例を設け、フレックスタイム制を導入する法律が8月に成立、9月2日に公布されたことを受け、法務省は、兼業を通じて地域医療への貢献が可能になることから、「地域医療に頼ってきた矯正医療」から「地域に貢献できる矯正医療」への転換を目指しているという。

 法務省は日医に対し、こうした方針に賛同を求めるとともに、医官不足の対策への協力や支援を要望。また、矯正施設が働きやすく、魅力的な職場と、会員に周知するよう求めている。