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大災害時に小児守るアレルギー用食品備蓄を-関連学会が自治体に提案

 日本小児アレルギー学会(藤澤隆夫理事長)は17日、大規模災害に備え、アレルギー用食品の備蓄を自治体に求める提案をホームページで公表した。東日本大震災の際、食物アレルギーの乳児に飲ませるミルクがないといった問題があったことから、同学会で対応を検討していたという。【新井哉】

 東日本大震災では、発災当初にミルクアレルギーの乳児に飲ませるアレルギー用ミルクが入手できなかったり、米へのアレルギーを持つ患者が配給のおにぎりを食べられなかったりしたという。

 食物アレルギーの患者が避難所での食事でアナフィラキシーを起こす二次被害を予防する対策が求められていたことから、同学会の災害対応ワーキンググループで、その対応を検討。今回の提案では、アレルギー用ミルクや、お湯や水を入れただけで食べられるアルファ化米を備蓄する必要性を挙げている。

 アレルギー用ミルクについては、配布する際はアレルギー児を優先させるが、「必要によっては一般の乳児にも配布が可能」と説明。「若干多く見積もって、通常の備蓄用ミルクの3%をアレルギー用ミルクとして備蓄することが妥当」としている。

 また、めん類やパンは小麦食品であるため、小麦のアレルギー児は食べることができないことに触れ、自治体における小児の約2%分の備蓄をアルファ化米とするよう求めている。