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手足口病、首都圏で猛威-埼玉の患者報告倍増、東京も1.8倍に

 手足口病が首都圏で猛威を振るっている。東京都などがまとめた6日から12日までの週の患者報告によると、1都3県で軒並み増加。埼玉県では前週に比べて倍増、東京都でも警報基準値を大幅に上回った。都は「ほとんどの保健所が警報レベルになっている」と指摘。特に幼児の患者が目立っており、都内では1―5歳が全体の8割超を占めた。【新井哉】

 6日から12日までの週の小児科定点医療機関当たりの患者報告数は、埼玉県で前週比2倍の12.59人、東京都で同1.8倍の10.34人、神奈川県で同1.5倍の9.2人で、いずれも警報基準値(5.0人)を上回っている。千葉県でも前週に比べて1.4倍の3.92人となった。

 感染の拡大に伴い警報基準値を超過する保健所管内が続出。東京都では31保健所のうち目黒区(24.4人)や江東区(22.22人)、八王子市(21.91人)など27保健所で警報基準値を上回った。埼玉県でも秩父と幸手保健所を除く14保健所管内で警報基準値を超過。坂戸(21.0人)や朝霞(19.07人)、東松山(18.8人)、狭山(16.38人)などで多かった。

 千葉県でも16保健所のうち11保健所で増加。千葉市(7.61人)や船橋市(5.82人)、市川(5.5人)、柏市(5.22人)、松戸(5.19人)で警報基準値を上回った。同県は「全国的に増加傾向を示しており、今後の流行状況に注意が必要」としている。

 手足口病は、水疱性の発疹を主な症状とした急性ウイルス性感染症で、乳幼児を中心に夏季に流行することが多い。主な病原ウイルスはコクサッキーA16、エンテロウイルス71で、感染から3―5日の潜伏期間後、口腔粘膜や手のひら、足底などの四肢の末端に2―3ミリの水疱性発疹が現れる。飛沫や接触によって感染する。