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手足口病、首都圏で警報値超過の地域続出-埼玉県が流行警報発令

 手足口病の感染拡大に伴い、首都圏で警報基準値を超過する保健所管内が増えている。先月29日から今月5日までの週の患者報告数は、東京都と埼玉県で警報基準値を超過。埼玉県は8日、手足口病の流行警報を発令し、手洗いなど感染予防の徹底に加え、高熱や嘔吐といった症状がひどい場合、すぐに医療機関を受診するよう呼び掛けている。【新井哉】

 先月29日から今月5日までの週の小児科定点医療機関当たりの患者報告数は、東京都で前週比32%増の5.87人、埼玉県で同29%増の6.38人、千葉県で同49%増の2.78人となった。

 東京都内の31保健所のうち15保健所管内で警報基準値の5.0人を超過した。埼玉県でも東松山保健所管内で警報基準値を大幅に上回る13.4人を記録。川越市(11.88人)と坂戸(12.17人)の両保管所管内でも、前週に比べて大幅に増えた。

 千葉県でも16保健所のうち13保健所管内で増加。柏市(6.67人)や千葉市(4.94人)などで多かった。年齢群別では、1―5歳が全体の8割を占めた。同県は「今後の流行状況に注意が必要」としている。

 手足口病は、水疱性の発疹を主な症状とした急性ウイルス性感染症で、乳幼児を中心に夏季に流行することが多い。主な病原ウイルスはコクサッキーA16、エンテロウイルス71で、感染から3―5日の潜伏期間後、口腔粘膜や手のひら、足底などの四肢の末端に2―3ミリの水疱性発疹が現れる。飛沫や接触によって感染する。