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流行性角結膜炎、首都圏で患者増-東京で増加傾向、千葉と埼玉は倍増

 感染力が強く、罹患した児童などが出席停止の対象となる「流行性角結膜炎」の患者数が、首都圏の4都県で前週に比べて増加したことが27日、東京都などがまとめた17日から23日までの週の患者報告で分かった。都は「定点当たり報告数は増加傾向にあり、過去5年平均を超えている」と指摘。患者が増加した自治体では警戒を強めている。【新井哉】

 17日から23日までの週の眼科定点医療機関当たりの患者報告数は、東京都で前週比86%増の1.08人となり、今年最多の報告数を記録した。都内の保健所別では、中央区と渋谷区(共に5.0人)、世田谷区と中野区(共に3.0人)、板橋区(2.5人)などで多かった。

 前週に比べて倍増した埼玉県(0.92人)では、本庄と春日部、幸手を除く県内の12保健所管内から報告があった。特に熊谷保健所(6.5人)からの報告が多いという。千葉県では前週の2倍超の1.33人となり、海匝保健所管内では県内の平均を大幅に上回る8.0人を記録。神奈川県でも前週比12%増の1.09人となった。

 流行性角結膜炎は、主にアデノウイルスによって起きる急性の結膜炎。感染力が強く、患者との接触や、汚染されたタオルや洗面器などに触れるなどして感染し、まぶたの浮腫や耳前リンパ節の腫脹といった症状が出るという。学校保健安全法施行規則では、予防対象の感染症の一つとして指定されている。