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熱中症搬送、前週の6.5倍で今年最多-4人死亡、各地で注意呼び掛け

 全国で6日から12日までの週に熱中症で救急搬送された人の数が、前週の約6.5倍に増えたことが14日、総務省消防庁のまとめで分かった。搬送者数は3058人で、このうち4人が初診時に死亡していた。自治体などでは、急に気温が高くなると体が暑さに慣れていないため、熱中症を発症しやすくなるとして、注意を呼び掛けている。【丸山紀一朗】

【「熱中症による救急搬送状況」詳細】

 都道府県別の搬送者数を見ると、埼玉が190人で最多。以下は、大阪(185人)、熊本(172人)、東京(162人)、愛知(161人)、鹿児島(131人)、福岡(130人)、北海道(124人)などの順だった。33都道府県で前年同期の搬送者数を上回った。

 年齢別では、65歳以上の高齢者が最も多く、全搬送者数の半数近くを占めた。また、初診時の傷病の程度は、軽傷が全体の約65%だったが、3週間以上の入院が必要な重症も52人いた。

 10日から12日までの間に熱中症で100人近くが搬送された神奈川県は13日、公式サイトで熱中症について注意を促した。予防には水分・塩分の補給などが大切だとした上で、「節電を意識し過ぎて、健康を害することがないよう適度にエアコンや扇風機を使用するなど、暑さを避けましょう」と呼び掛けた。

 山形県も同日、公式サイトで注意を呼び掛け、「暑さを感じにくく汗をかきにくい高齢者、または汗腺などが未熟で熱の放散がうまくできない幼児は特に注意が必要」と指摘。さらに、軽度から重度までの症状ごとの対処法を紹介し、意識障害やけいれんが見られる場合は、ためらわずに救急車を要請するよう求めた。

 13日以降も各地で熱中症による搬送が相次いでおり、集団発生も起きている。埼玉県によると、さいたま市立東浦和中学校(緑区)で、室内で演劇の練習をしていた生徒が体調不良を訴えたことから、午後6時すぎに教員が119番通報。消防隊と救急隊が各6隊出動し、女子生徒5人が医療機関に搬送された。