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生活習慣病予防で厚労省が食事の目安を策定-料理教室、レシピに活用を呼び掛け

 健康寿命の延伸に向けて国民の食生活の改善を目指している厚生労働省はこのほど、栄養バランスの取れた食事を普及させるため、「食事の目安」を策定した。日本人の食事摂取基準における各栄養素の摂取基準値を満たすため、どのような種類の食品をどれだけ食べたらよいか、1食当たりの食事の提供を目安として提案している。都道府県知事、保健所設置市長などに、関係団体や民間企業に周知するよう通知した。【室谷哲毅】

 厚労省の特定健康診査・特定保健指導に関するデータによると、メタボリックシンドロームの該当者数は2012年度で348万2724人、同予備群は287万2703人に上る。同省は、通知の中で、依然として肥満ややせ、栄養バランスの偏りなどの課題が見られるとして、栄養素をバランスよく摂取するため、日々の食事を適切な内容に整える必要があるとしている。

 食事の目安は、一般女性・中高年男性と一般男性・身体活動量の高い女性の2つのパターンを設定。1食当たりのエネルギー量として一般女性・中高年男性は650キロカロリー未満、一般男性・身体活動量の高い女性は650-850キロカロリーを目安とした。

 それぞれに主食、主菜、副菜の目安を設け、食品の量(グラム)で示した。例えば、ご飯150グラムの炭水化物量は55.2グラムとしている。目安としては、一般女性・中高年男性では、主菜の場合、米、パンなどの穀類由来の炭水化物量が40-70グラム、主菜の魚介類、肉類、卵類、大豆・大豆製品由来のタンパク質量は10-17グラム、副菜の緑黄色野菜を含む2種類以上の野菜(いも類、きのこ類、海藻類も含む)の量は120-200グラム。同様に一般男性・身体活動量の高い女性は、主食が70-95グラム、主菜17-28グラム、副菜120-200グラムという。

 同省は、こうした目安を事業者が提供する食事のレシピ考案や、市町村、民間主催の生活習慣病予防などを目的とした料理教室のほか、雑誌、料理本、インターネットなどでのレシピ掲載、レシピ集の作成に活用してほしいとしている。