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甲状腺4・6ミリシーベルト 浪江町民の被ばく、弘前大

2013/01/12 00:00 【共同通信】

koujyousen 東京電力福島第1原発事故後、福島県浪江町の一部町民が受けた放射性ヨウ素131による甲状腺の内部被ばく量は、推定で最大4・6ミリシーベルトだったことが11日、弘前大被ばく医療総合研究所(青森県弘前市)の床次真司教授のグループの研究で分かった。

 国際原子力機関が甲状腺被ばくを防ぐため安定ヨウ素剤を飲む目安としているのは50ミリシーベルトで、床次教授は「大幅に低い数字」と話している。

甲状腺被曝、体内セシウムから推計 弘前大が考案

朝日新聞 2013年1月12日

 東京電力福島第一原発事故による甲状腺の内部被曝(ひばく)を、セシウムによる内部被曝から推計する方法を、弘前大が考案した。甲状腺被曝を起こすヨウ素は半減期が短いため実測できた人はわずかしかないが、セシウムは数万人が検査を受けている。弘前大の手法を使えば、不明だった甲状腺被曝の実態解明につながると期待される。

 ヨウ素による甲状腺被曝の線量が分かれば、甲状腺の定期検査などを積極的に受けるなど健康管理にもつながる。弘前大の床次眞司教授らは、事故1カ月後の2011年4月、原発に近い地区から福島市に避難した人たちの甲状腺の放射性ヨウ素の濃度を計測した。当時のデータを解析した結果、体内セシウムの濃度に対する比率がわかった。

 床次さんは、11年8月末までに内部被曝検査を受けた浪江町民約2400人のデータの提供を受け、体内セシウム濃度から、年齢を考慮して、ヨウ素による甲状腺被曝線量を推計した。この結果、最大の推計では、0・9~18、中央値2・7ミリシーベルトだった。