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神奈川県、特養にロボットスーツHAL貸与-30施設へ、「自治体主体で多施設へは初

 神奈川県は、特別養護老人ホーム「芙蓉苑」(横浜市港南区)に対し、ロボットスーツ「HAL」(介護支援用、腰タイプ)の貸し出しを始めた。県は今後、芙蓉苑以外の県内29の介護施設などへのHALの貸与を予定しており、県の担当者は、「自治体が主体となって、これほどの数の施設に介護用ロボットスーツを貸し出すのは初めて」としている。【松村秀士】

 県が芙蓉苑へ貸し出したのは、医療福祉機器会社「サイバーダイン」(茨城県つくば市)が開発・製造した、介護者の腰などへの負担を軽減するタイプのHAL。これを介護職員の腰に取り付けると、要介護者を持ち上げる際の体の動きに反応して動きをサポートする。

 県は、芙蓉苑に3台を貸し出しており、「今後1-2週間以内に、県内の介護施設などに計100台を貸し出す予定」(県の担当者)という。

 また同担当者は、「介護用ロボットスーツの導入は、介護者の腰への負担を軽減するだけでなく、介護人材の定着を後押しするきっかけにもなる」と指摘。さらに、新しい介護の方法が生まれる可能性があるとの考えを示した。

 県は12日、高齢者を介護する職員などの負担軽減を目指す「神奈川らくらく介護宣言」を発表。その中で、介護や看護の現場での役割が期待されるロボットや機器の導入を推進することが盛り込まれており、今回のHALの貸与はその一環で、今後、職員向けの講習会などを検討しているという。