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認知症の行方不明者、2年連続1万人超-警察庁、所在未確認は168人

 警察庁は25日、昨年、届け出があった行方不明者のうち、認知症の人は1万人余りいたと発表した。認知症の行方不明者が1万人を超えるのは一昨年に続き2年連続。また、行方不明のまま所在が確認できない認知症の人は、昨年末段階で168人いることも発表された。【ただ正芳】

 警察庁によると、昨年中に行方不明として届け出があった人は8万1193人。このうち、認知症の人は1万783人で、一昨年と比べて461人増加した。男女別では男性が6130人、女性が4653人だった。

■昨年、死亡した認知症の行方不明者は429人

 一方、昨年中に所在が確認された認知症の行方不明者は、一昨年以前に届け出があった人も含めると1万848人いた。確認された経緯では、警察による発見が6427人、自分で帰宅するなどした人が3610人、その他が382人だった。死亡していた人は429人だった。

 都道府県別の届け出数では、最も多かったのは大阪の1921人。兵庫の1207人がこれに次ぎ、以下は愛知(894人)、京都(444人)、福岡(396人)などの順となった。東京は253人だった。

 行方不明となる認知症の人が増え続けている状況を受け、警察庁では、関係機関や関連団体との相互連携による行方不明者の早期発見・保護に、さらに力を注ぐとしている。また、関係機関に対しては、認知症の人の身元を特定しやすいよう、衣服や靴に名前を書くなどの取り組みを進めるよう働き掛ける方針という。