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酸化マグネシウム製剤の服用で死亡例-厚労省、添付文書改訂を要望

 厚生労働省は、胃炎や便秘症などの治療に有効な酸化マグネシウム製剤について、添付文書の改訂などを求める通知を出した。厚労省は、同製剤を服用した場合、「高マグネシウム血症が現れることがある」と指摘。この症状を添付文書の「重要な基本的注意」の項目に追記する必要があるとした。【松村秀士】

 医薬品医療機器総合機構(PMDA)によると、2012年4月以降、この製剤の服用後に血圧低下などの高マグネシウム血症を発症し、製剤との因果関係が否定できない症例が19件報告された。このうち、死亡事例が1件あった。

 こうした副作用の事例などを踏まえ、厚労省は、「重要な基本的注意」に、高マグネシウム血症を起こす可能性を加えるよう求めたほか、便秘症の患者では腎機能が正常な場合や通常用量以下の投与であっても、「重篤な転帰(病状の進行)をたどる例が報告されている」ことも追記するよう要望した。

 また、留意点として、▽必要最小限の使用にとどめる▽長期投与や高齢者に投与する場合は定期的に血清マグネシウム濃度を測定する▽嘔吐や徐脈、筋力低下などが現れた場合には服用を中止する―ことを盛り込む必要性も挙げた。