国内初のタミフル耐性確認 新型インフル、大阪の女性
2009/07/03 01:22 【共同通信】
厚生労働省は2日、大阪府の新型インフルエンザ患者から検出さ れたウイルスで、治療薬タミフルに耐性を示す遺伝子変異が確認されたと発表した。新型インフルエンザのタミフル耐性ウイルスは、海外ではデンマークの患者 から初めて見つかったと先月末に報告されたが、国内で見つかったのは初めて。患者は別の治療薬リレンザを服用して既に回復している。
厚労省は「周囲への感染が確認されておらず、公衆衛生上の危険はないと考えられる」としている。
大阪府は、6月18日に遺伝子変異を確認したにもかかわらず、2週間公表していなかった。府は「1日に厚生労働省に報告したところ、すぐ発表するように言われた」と説明している。
府によると、耐性ウイルスが検出されたのは、大阪府豊中市に住む40代の女性教諭。
厚労省などによると、女性教諭は5月17日に新型インフルエンザと確認された患者の濃厚接触者で、翌18日からタミフルを予防的に投与されていた。ところが5月24日に微熱を訴え、28日に新型インフルエンザと診断された。リレンザによる治療を受けて回復した。
大阪府立公衆衛生研究所で女性教諭から検出されたウイルスを解析したところ、6月18日にタミフル耐性を示す遺伝子変異が見つかった。