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RSウイルス、首都圏で流行の兆し-乳幼児など重症化に注意喚起も

 乳幼児に肺炎などを引き起こすRSウイルス感染症が首都圏で流行の兆しを見せている。首都圏の4都県がまとめた8月24日から30日までの週の患者報告数は、前週に比べて軒並み増加。3倍近く増えた千葉県は、「例年年末にかけて増加し、新生児・乳幼児や免疫不全者は重症化しやすい」として注意を呼び掛けている。【新井哉】

 8月24日から30日までの週の小児科定点医療機関当たりの患者報告数は、埼玉県で前週比3.2倍の0.19人、千葉県で同2.7倍の0.38人、神奈川県で同1.8倍の0.25人、東京都で同1.5倍の0.41人となった。

 3週連続で増えた千葉県は「今後の流行状況に注意が必要」と指摘。県内の16保健所のうち8保健所で増え、船橋市(1.11人)や習志野(0.8人)、長生(0.75人)、市川(0.67人)、松戸(0.63人)などで多かった。すべての症例が2歳以下で、そのうち1歳が半数超を占めた。

 東京都では2週連続で増えており、荒川区(2.0人)や墨田区(1.6人)、目黒区(1.2人)、練馬区(1.17人)、新宿区(1.13人)などの保健所管内で多く、年齢別では2歳以下の患者が全体の9割を占めた。

 RSウイルスは、呼吸器感染症の1つで、感染から2-8日後に上気道炎、気管支炎、細気管支炎、肺炎などの症状が現れる。患者のほとんどは軽症で済むが、小児を中心に重症化するケースもある。